毎日水素入りたまご餅
開発にいたるまで
春埜製菓店主の望月です。
毎日水素入りたまご餅とは
「マイナス水素イオンパウダー」
が配合されたたまご餅です。
この毎日水素入りたまご餅が製品となるまでは、
いろいろなきっかけ、ターニングポイントがありました。
まず、マイナス水素イオンパウダーを知ったのは、2005年4月のことでした。
当時、たまご餅の日持ちを長くしたいと考えていた私は、
何か良い方法はない物だろうかと、日々考えていました。
実は・・・・。
1年前に卒業した製菓学校で学習したことから、
食品添加物を使えば、
日持ちするのはわかっていました。
しかし、私は食品添加物を使う気にはなれませんでした。
父親を健康上の理由で亡くした私は、
体に有害な食品は作りたくないと思ったからです。
私は、大学院で化学を専攻した経験上、
食品添加物の名前を見れば、
どのような化学式で
どんな薬品であるかがわかります。
もちろん、体に害がありそうだということも・・・。
その食品添加物、
厚生労働省が管理・統括しています。
その厚生労働省の調査で、
人体に害はないと判断した時、
もしくは、この少量ならば害はないと判断した時、
使用許可がおります。
裏を返せば・・・、
厚生労働省も
食品添加物が体に害があるものだということを
知っている訳です。
(中には有害ではない物質もあります)
なので、そのようなものを入れた菓子は
作りたくないと思っていいました。
そこで私がお世話になっているお菓子好きな先生から
こんな素材があるよと紹介されたのが
「マイナス水素イオンパウダー」でした。
その時、「マイナス水素イオンパウダー」の
化学的理論と可能性を理解できました。
大学院で化学を専攻していたからです。
こんなところで、以前勉強してきた
化学の理論にお世話になるとは
夢にも思っていませんでした。
でも、その時は、餅に対する効果は
期待できないだろうと考えていました。
そのため、そのパウダーはハートフルクッキーに
配合することになりました。
時は経ち、その約1年後の2006年3月のある日。
あることがきっかけで、パウダー開発元の
Y常務に当店のたまご餅を食べて頂く機会がありました。
このY常務、実はプロ級の料理の腕を持ち、
その味覚は絶大なものを持っているお方です。
料理店の指導なども行っており、
私個人的には、料理などの方向でお仕事をなされた方が
いいのではと思われるほどの方です。
Y常務が一口、たまご餅を口に入れた時・・・・、
いつもの優しい常務の目から、
とても集中している目に変わりました。
私はその変化に驚いてしまったため、
今でもはっきり覚えているのです。
常務が一言、
「これにパウダーを入れてみませんか?」
私はびっくりしました。
加えて、
「皮のなめらかさが変わるはずです」
その後、私は大急ぎで開発を始めました。
開発一回目。
すぐに、いつもと雰囲気が違うことに気づきました。
自分が水分量の配合を間違えてしまったと思い、
いつもよりと違う水分量で作成をしてしまいました。
その出来上がったものは、
やはり水分量が違うものとなり、
失敗してしまいました。
そして何回も試作を重ね・・・。
やっと納得のいく製品ができあがりました。
餅のコシ、歯切れ、舌触りが変わり、
美味しくなりました。
餅が固くなるまでの時間も延びました。
しかも、元々健康を保つために作成された
食品なので、健康に良い。
パウダーを配合することにより、
「美味しい+健康に良い+変な食品添加物を使わない+日持ちがする」
という一石四鳥ぐらいの菓子に生まれ変わりました。
もし、自分が化学を専攻してなかったら・・・。
もし、父親が亡くなってなかったら・・・。
もし、菓子屋を継ぐ決心をしなかったら・・・。
もし、お菓子好きの先生に出会わなかったら・・・。
もしあの時、Y常務にたまご餅を食べて頂かなかったら・・・。
この商品は生まれませんでした。
すべての出会いに、すべての機会に感謝したいと思います。